ヘナについて

ヘナとは?

ミソハギ科の植物で、和名を指甲花(しこうか)で、

その植物の葉を粉末にした物をヘナと言います。

 

世界的に、インド北部のタール砂漠の近くにラジャスタ-ン州ソジャットと言う街があり、世界でも有数の最高質のヘナの産地だと言われています。

インドラジャスタン州ソジャットのヘナファームのヘナの木
インドラジャスタン州ソジャットのヘナファームのヘナの木

ヘナは、年に二回、3~4月、9~10月に刈り取られる二期作です。半年で70~90cmに育ち刈り取りを繰り返します。


ここで刈り取られたヘナはこの場で乾燥した後、ヘナマーケットに隣接する工場へと運ばれます。通常のヘナは、砂を取り除いた後、グラインダー(製粉機械)で、その場で粉末に加工されます。

HQヘナとノーマルヘナの違い

 当サロンで取り扱っているHQヘナは、ノーマルヘナ(機械選別ヘナ)を購入し、機械の選別ですり抜けてしまった、ヘナの枝等の不純物を目視で選別しているのです。

 

ノーマルヘナ(機械選別ヘナ)の場合、不純物が15~20%含まれていることが20年ほど前に分かっていました。KEO社の社屋が現在の場所に新規移転に伴い、グラインダーを導入し、手選別による不純物の選別を開始、HQヘナが誕生しました。

 

その後さらなる品質向上を目指して、100メッシュの振るいにかけることによって、今まで以上に滑らかなヘナパウダ-になっています。

 

当サロンでは、インドのラジャスタン州ソジャットのヘナ畑でとれたヘナを、KEO社で手選別による不純物の取り除きさらに100メッシュフィルタ-を通した「HQヘナ」を使用しています。

KEO社で手選別されたヘナ
KEO社で手選別されたヘナ
手選別で除去された不純物
手選別で除去された不純物

他社が、ヘナを手で選別する事を導入出来ない理由は、

コストの問題に加え、機械で選別したノーマルヘナの場合10トン出来上がってもHQヘナは手選別により2トンは廃棄され8トンとなります。殆どのメ-カ-ではそこまでの品質を求めないのが現状なのです。

 

手選別ヘナは私たち日本人ならではのニーズと発想で実現できたのです。

 

また、大切なことは「天然100%高品質にこだわる」ことであって「濃く染まるが目的ではない」ということです。「濃く染める」ことのみを第一に考えてインドのヘナ工場に要求すれば、微量であってもケミカルが入ることでしょう。

 

天然100%ヘナ&ハーブカラーの安定供給は信頼で結ばれています。

HQヘナの分析試験成績書

HQヘナ100%天然であることの証明書
HQヘナ100%天然であることの証明書

ロ-ソン含有率は0.7~1.5(g/100g)です。

塗布用ヘナの作り方

HQヘナの量に対して、10%のココナツオイルを加え、60℃で約2.8倍のお湯でしっかり攪拌します。ココナツオイルを加えるのは、入れないよりも濃く染まる事と、よりツヤが出るからなのですが、お客様の要望でココナツオイルを入れない場合もあります。

 

お湯の量は、ヘナの収穫時期や乾燥状態の違いから、もっと少なくなることもあります。

しっかりかくはんが終わった状態のHQヘナを、約2日間熟成をさせます。

攪拌直後のヘナよりも、熟成させた方がより濃く染まるからです。

塗布当日に、ヨーグルトメ-カ-にセットをして、41℃に設定をして事前に温めておいて、冬場の塗布でも、最後まで冷たくなる事の無いヘナを塗布できるようにしています。

ヘナで染めの手順

ヘナの塗布

 塗布前の状態は、乾いたままの髪の毛にヘナを塗布しています。

 

 例外としては、市販のシャンプ-・トリートメント・コンディショナ-等で、髪の毛に何かしらの物質が残っている 等の手触りのお客様には、当店でシャンプ-をさせていただいたいます。

 

 

 ヘナやインディゴ等の100%植物で、髪の毛を染める時は髪の毛に何も残っていない状態が、とても大切なんです。

 すっびん素髪がとても大切で何か残っていると染まりが良く無い事が多く、熟成させた最高の状態のヘナの良さを、体験してほしいとCOZYでは考えています。


ヘナでしっかり染めるのに大切なことの一つはたっぷり塗る事

もう一つは加温

ヘナの加温


加温中にヘナが乾かない様に、蒸しタオルで包みます。


更に、乾燥防止でラップを巻いて


最後に、キップを被せて

そして、ようやく加温で時間COZYでは、50分~90分です。

シャンプ- そして仕上げ


60分加温直後、シャンプ-前です。


シャンプ-後


仕上げです。

お客様の、お喜びの声

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